気分は上下にのみ動く。気分が上昇するとか上機嫌とか、気が重いとか沈むとか、上下を示す言葉は多々あるが、左右や前後に行かない。なぜだろう?上は明るく、下は暗い。なぜだろう?
気分という器官は物質的には存在しないのだが、なぜ動くのか?
声のトーンを聞いていて、はっとした。声のトーンによって表されるものを、気分と呼ぶのではないのかと。気分がよければ声は軽く高く、悪いと重く低い。つまり、軽いとテンポよくしゃべり、思いとゆっくりめに語尾を延ばしながら話す。声は左右前後には変化できず、上下の周波数変更しかできない。
さらに、怒ると腹が立つ。腹に力を入れれば、声が大きくなる。だから、怒ると声が大きく、つまり音の振幅が大きくなる。あるいは、興奮すると声高にしゃべることがある。声高にしゃべるときには声の大きさも大きくなるので、大声でしゃべることを声高にしゃべるとも言う。興奮して、上顎の奥のほうに力が入るから、声が高くなるのだろう。
こう考えていくと、顔の表情まで分析しなくとも、音声認識だけで声のトーンやテンポ、振幅から気分を判別するのはそう難しくないかもしれない。
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